ASEAN三菱電機カップ(旧スズキカップ)は、東南アジアサッカー連盟(AFF)が主催で、2年に一度開催されるサッカー大会です。東南アジア諸国のサッカー代表チームが東南アジアNo. 1を目指して競います。国際サッカー連盟(FIFA)からも認定を受ける国際大会で、東南アジアのサッカーファンが自国の応援に大熱狂する大会です。
日本人にはあまり馴染みがありませんが、シンガポールにとっては特別な意味を持つ大会で、今回はこの大会の歴史やシンガポール代表の軌跡、そしてASEAN三菱電機カップ2024の試合日程などについて詳しくご紹介します。
大会の歴史と概要
三菱電機カップは、東南アジアのサッカー連盟(AFF)が主催する大会で、正式名称はASEAN Championship、1996年にシンガポールのタイガービールがスポンサーとなって、「タイガーカップ」として始まりました。その後、2008年からは日本の車メーカーであるスズキがスポンサーとなり、「スズキカップ」として知られるようになり、2022年からは三菱電機がタイトルスポンサーとなり、「三菱電機カップ」として開催されています。
この大会は、東南アジアのサッカー強豪国が集まり、地域のナンバーワンを決める重要な大会です。過去にはタイ、シンガポール、ベトナムなどが優勝を果たしており、特にタイは最多優勝回数を誇ります。
シンガポール代表の軌跡
シンガポール代表は、最多優勝回数を誇るタイ代表に次いで、これまでに4回の優勝を果たしています。初優勝は1998年で、その後2004年、2007年、2012年と続きました。特に1998年の優勝は、シンガポールサッカー史において重要な出来事であり、当時の監督であるバリー・ホワイトブレッドの指導のもと、チームはその堅実な守備と効果的な攻撃で、見事なパフォーマンスを見せました。
こちらが当時のシンガポール代表対ベトナム代表の決勝の様子です。
ASEAN三菱電機カップ2024 大会概要
2024年の三菱電機カップは、2024年12月8日に開幕し、2025年1月5日に決勝が行われます。参加国10か国を2つのグループにわけて、総当たりのリーグ戦を各国で実施し、上位2チームが決勝トーナメントに進みます。決勝トーナメントからはホーム&アウェイのノックアウト方式になります。
タイ | マレーシア | シンガポール | カンボジア | 東ティモール |
ベトナム | インドネシア | フィリピン | ミャンマー | ラオス |
ASEAN三菱電機カップ2024 大会スケジュール
シンガポール代表は、上記の通り、グループAに所属し、試合日程は以下の通りです:
- 12月11日:カンボジア戦(シンガポール・ナショナルスタジアム)
- 12月14日:東ティモール戦(アウェイ)
- 12月17日:タイ戦(シンガポール・ナショナルスタジアム)
- 12月20日:マレーシア戦(アウェイ)
シンガポール代表は、ホームでの試合をシンガポール・ナショナルスタジアムで行い、多くのファンが応援に駆けつけることが期待されています。特にタイ戦は、過去の優勝経験を持つ両国であり、代表監督もともに日本人同士の対決として注目されています。そしておそらくグループリーグ突破をかけて戦うのが、シンガポールの永遠のライバル、マレーシアですかね。こちらも目が離せない試合になりそうですね。
Home | Away | Date | Time | Stadium |
カンボジア | マレーシア | 12月8日(日) | TBC | TBC |
東ティモール | タイ | 12月8日(日) | TBC | TBC |
ミャンマー | インドネシア | 12月9日(月) | TBC | TBC |
ラオス | ベトナム | 12月9日(月) | TBC | TBC |
Home | Away | Date | Time | Stadium |
マレーシア | 東ティモール | 12月11日(水) | TBC | TBC |
シンガポール | カンボジア | 12月11日(水) | TBC | National Stadium |
インドネシア | ラオス | 12月12日(木) | TBC | TBC |
フィリピン | ミャンマー | 12月12日(木) | TBC | TBC |
Home | Away | Date | Time | Stadium |
東ティモール | シンガポール | 12月14日(土) | TBC | TBC |
タイ | マレーシア | 12月14日(土) | TBC | TBC |
ラオス | フィリピン | 12月15日(日) | TBC | TBC |
ベトナム | インドネシア | 12月15日(日) | TBC | TBC |
Home | Away | Date | Time | Stadium |
シンガポール | タイ | 12月17日(火) | TBC | National Stadium |
カンボジア | 東ティモール | 12月17日(火) | TBC | TBC |
フィリピン | ベトナム | 12月18日(水) | TBC | TBC |
ミャンマー | ラオス | 12月18日(水) | TBC | TBC |
Home | Away | Date | Time | Stadium |
タイ | カンボジア | 12月20日(金) | TBC | TBC |
マレーシア | シンガポール | 12月20日(金) | TBC | TBC |
ベトナム | ミャンマー | 12月21日(金) | TBC | TBC |
インドネシア | フィリピン | 12月21日(金) | TBC | TBC |
Home | Away | Date | Time | Stadium |
A組2位 | B組1位 | 12月26日(木) | TBC | TBC |
B組2位 | A組1位 | 12月27日(金) | TBC | TBC |
B組1位 | A組2位 | 12月29日(日) | TBC | TBC |
A組1位 | B組2位 | 12月30日(月) | TBC | TBC |
Home | Away | Date | Time | Stadium |
勝者 (B組1位対A組2位) | 勝者 (A組1位対B組2位) | 1月2日(木) | TBC | TBC |
勝者 (A組1位対B組2位) | 勝者 (B組1位対A組2位) | 1月5日(日) | TBC | TBC |
ASEAN三菱電機カップ2024 シンガポール代表注目選手
メンバーが発表され次第、更新していきます。
今年9月に日本からシンガポールに国籍変更された仲村京雅選手のシンガポール代表入りも期待されています。
まとめ
2024年の三菱電機カップは、新しい日本人監督、そして日本から帰化した選手を加えたシンガポール代表にとって、新しい、そして大きな挑戦となります。そしてフレンドリーなイメージ東南アジア人が、自国を熱狂的に応援するスタジアムの雰囲気も、日本と一味違った楽しみを演出してくれます。シンガポール在住の日本人の皆さんも、ぜひスタジアムで、観戦されてみてはいかがでしょうか。