いよいよシンガポールプレミアリーグ2025/2026が8月23日(土)の試合を皮切りに開幕!今回は昨年2位のBGタンピネスローバーズFCを特集します。先週の試合で、シンガポールプレミアリーグ昨シーズン優勝チーム、ライオンシティ・セーラーズを4-1出撃し、今季初タイトルのコミュニティシールドを獲得、先日のShopee Cup初戦でも勝利をおさめ、今勢いに乗る日本人オーナーの新チームに注目です!
クラブ概要・歴史
1945年に創設された同クラブは、1951年から現在の名前で活動を続けている歴史あるクラブです。2010年代に黄金期を迎え2011-2013年にかけては3連覇を達成。タイトルこそ2019年のシンガポールカップが最後ですが毎年優勝争いに食い込む強豪で、今年もACL2に出場します。
2023年にタイの競合、BG PathumユナイテッドFCと3年間の提携を結び、クラブ名の頭にBGが付くこととなりました。
さらに今年から、8年間チェアマンを務めたデスモンド氏が退任し、シンガポール在住日本人の坂本俊吾氏が会長職に就き、また6年指揮をとったタンピネスのアイコン的な監督であるギャビン・リー氏も退任し、チームは変革の年をむかえます。
選手構成も、長年クラブのバンディエラであった仲村京雅、昨年リーグ最優秀若手選手賞に選出された久乗聖亜がタイのバンコクユナイテッドへ移籍した一方、新しくJリーグ経験の選手たちが加入しました。さらにチームマネジメントでは元日本代表の李忠成も参画しており、まさに新しいスタートをきる一年になります。
タンピネス・ローバース 新チェアマン・坂本俊吾氏 Shungo SAKAMOTO
ホームスタジアム
- 名称: Our Tampines Hub
- 収容人数: 5,000人
- アクセス: MRT駅 Tampines(グリーンライン/ブルーライン)から徒歩5分
ショッピングモールがすぐ隣にある複合型スタジアム。ピッチの周りが壁に覆われ、ランニングコースからピッチが見える風景は非常にユニーク。コンパクトですが先進的なスタジアムとして世界中のサッカー関係者が視察に訪れます。
ゲイランインターナショナルFCと共有のホームスタジアムとなり、両クラブが戦う際はイースタンダービーと言われます。
スタジアム内には飲食販売がありません。その代わりスタジアム自体が複合施設の中にありますので、シッピングモールやホーカーセンターでテイクアウトして持ち込むことになります。飲み物を持ち込む場合は紙コップに移し替えて持ち込む必要があります。チケットは現金購入になりますので、お気を付けください。
選手情報
退団した日本人選手
- 仲村京雅 → バンコクユナイテッド(タイ)
- 久乗聖亜 → バンコクユナイテッド(タイ)
- 榎本樹 → チャンライ・ユナイテッド(タイ)
- タルハニ在哉→ 未発表
*2025年7月31日現在
今季加入した日本人選手
風間宏矢(かざまこうや)選手
- ポジション: MF
- 1993年4月16日 (32歳)
- 清水商業 → VfL Osnabrück (ドイツ) → 川崎フロンターレ → 大分トリニータ → FC岐阜 → FC琉球 → ジェフユナイテッド千葉

鷲見星河(すみせいが)選手
- ポジション: DF
- 2002年6月11日 (23歳)
- 名古屋グランパスユース → 明治大学 → ファジアーノ岡山

東川続(ひがしかわひで)選手
- ポジション: FW
- 2002年7月13日 (23歳)
- 香川西高校 → 国士舘大学 → 栃木シティFC

吉本武(よしもとたけし)選手
- ポジション: DF
- 2001年10月23日 (24歳)
- 日大藤沢高校 → 関西大学 → FC琉球

昨シーズンからの継続選手
山下柊哉(やましたしゅうや)選手
- ポジション: DF
- 1999年4月16日 (26歳)
- 作陽高校 → 常葉大学 → アルビレックス新潟シンガポール

試合の観戦方法
試合のスケジュールは別記事にてまとめています。

シンガポールプレミアリーグの観戦チケットは各チームに販売の仕方が委ねられています。タンピネス・ローバースの試合を現地で観戦される方はチームから発表されているチケット情報をご確認ください。基本的にはスタジアムで当日券販売のみになります。当日券は試合開始の2時間前から販売されます。またシンガポールプレミアリーグはオンラインでも視聴できます。基本的に全ての試合は、当日シンガポールサッカー協会のYoutubeチャンネルにてLIVE配信されています。
https://www.youtube.com/@sgpremierleague
新たな日本人オーナー、そしてJリーグ経験のある日本人選手を多数迎え、久しぶりのリーグ王座奪還、そしてアジアでのタイトルを狙いにいくタンピネス・ローバース 。日本人としても、目が離せないシーズンです!
ぜひ、異国の地で頑張る彼らの熱い挑戦に声援を送りましょう!