昨年は3勝7分22敗でリーグ最下位とクラブとして苦しい思いをしたタンジョンパガーユナイテッド。今シーズンは新しく外国籍選手を10人獲得し、昨年のリベンジを図ります。

シンガポールローカルサッカーメディアのGrandstand の取材にて、タンジョンパガーに所属する2人の選手がコメント。
昨年途中加入のカナダ人GKのマットシルバ選手は「(前シーズン)対戦相手は我々との試合を楽勝扱いし、メディアやファンはバカにしてきた。私はそれを個人的に受け止めています。」
そして今シーズンから新加入のオーストラリア人DFのアーロンエバンス選手は「最下位で終わるためにここに来たわけじゃない。目標はトップ2入りしてACL2の出場権を掴むことだ。皆は笑って非現実的だと言うだろうが、否定的な言葉はむしろ自分を奮い立たせるだけです。」と公の場では少しセンシティブな内容ですが非常に気合いが入っているのがわかるポストがなされました。
クラブ概要・歴史
1974年にチョンバルスポーツクラブとして創設され、1996年に「チョンバルユナイテッド、1998年に現在の名称へと変更されました。現在の本拠地はアルビレックス新潟シンガポールとの共有で、ジュロンイーストスタジアムを使用していますが、かつてはクイーンズタウン・スタジアムを使用していました。
クラブは1998年にリーグとカップを含む国内主要タイトルを総なめにするなど、黄金期を迎えるも、2004年に財政難に直面してリーグから撤退。その後2011年に一度復帰するも、2015年から再び活動を休止する苦しい時期を過ごしました。
クラブが本格的にリーグへ復帰したのは2020年で、再参入以降は若手育成と外国籍選手のバランスを取りながらチーム強化を進めています。昨シーズンはシンガポールプレミアリーグでは最下位と苦しみながらも、U21のアンダーカテゴリーのリーグでは優勝。ユース年代の育成では一定の評価を得ており、これからのチーム強化にも期待がかかります。
ホームスタジアム
アルビレックス新潟シンガポールとジュロンイーストスタジアムを使用しています。
- 名称: Jurong East Stadium
- 収容人数: 2700人
- アクセス: Chinese Garden MRTより徒歩14分
スタジアム周辺施設: 駅からスタジアムまでは徒歩14分と少し距離がありますが、スタジアムを出て道路を渡ると大きなホーカーセンターがあり、食事に便利です。 タンジョンパガーユナイテッドFCのホームゲームではドリンクとチキンなどの軽食が販売されます。スタジアム内2階にはKFCの店舗があり、スタジアム向かえには巨大ホーカーセンターも。ビールを飲みたい方はそちらのホーカーでの入手が必須です。
選手情報
退団した日本人選手
- 和田 倫季 → 未発表
昨年からの継続選手
西川翔大(にしかわしょうだい)選手
- ポジション: MF
- 生年月日: 1993年9月21日 (31歳)
- 経歴: Angkor Tiger (カンボジア)→ Tanjong Pagar United FC (シンガポール) → OFK Petrovac (モンテネグロ) → FK Rudar Pljevlja(モンテネグロ) → FK Kom (モンテネグロ) → Tanjong Pagar United FC(シンガポール)

試合の観戦方法
試合のスケジュールは別記事にてまとめています。

シンガポールプレミアリーグの観戦チケットは各チームに販売の仕方が委ねられています。タンジョンパガー・ユナイテッドの試合を現地で観戦される方はチームから発表されているチケット情報をご確認ください。基本的にはスタジアムで当日券販売のみになります。当日券は試合開始の2時間前から販売されます。またシンガポールプレミアリーグはオンラインでも視聴できます。基本的に全ての試合は、当日シンガポールサッカー協会のYoutubeチャンネルにてLIVE配信されています。
昨シーズン最下位からの汚名返上に、外国人助っ人として戦う日本人選手!ぜひ、異国の地で頑張る彼らの熱い挑戦に声援を送りましょう!