シンガポールサッカーの熱い季節がやってまいりました。今回は、昨年4位と躍進し、地域に根差したローカルクラブとして更なる発展を狙うバレスティアカルサFCを特集します。先日開幕したシンガポールプレミアリーグ開幕戦ではアルビレックス新潟シンガポール相手に2-2の引き分けとまずまずの発進。今季の他クラブ同様、多くの新戦力を迎える中で、既存選手との融合がキーとなりそうです。

クラブ概要・歴史
現在はビシャンスタジアムをライオンシティセイラーズFCと共有して本拠地とし、ろローカルファンからはタイガースの愛称で親しまれています。
クラブの起源は1898年にまで遡り、当時はファトゥルカリブフットボールクラブという名称で設立されました。その後バレスティアユナイテッドレクリエーションクラブへと発展し、1990年代にはSリーグ(現シンガポールプレミアリーグ)の創設メンバーの一つとして参入しました。
2002年には、シンガポール国内のインド系クラブであるクレメンティ・カルサと合併し、現在のバレスティア・カルサFCとなりました。近年はリーグ優勝争いから遠ざかっているものの、地域密着の姿勢を重んじ、クラブSNSでは学校や子供達のサッカーチーム訪問活動など多くの投稿が見られます。
ホームスタジアム
- 名称: Bishan Stadium
- 収容人数:6,254人
- アクセス:MRT駅 Bishan(レッド/イエロー)から徒歩9分
シンガポールサッカーで使用されている唯一の天然芝のスタジアムです。(現在Jalan Besar Stadiumが天然芝へ改装中) 陸上トラックがあり、メインスタンドのみですが、メインスタンドの傾斜が高く、サッカーを観戦するのには非常に見やすいスタジアムです。
スタジアム内での飲食販売はありません。最寄り駅のBishanのホーカーセンターなどで、食事・飲み物を購入してスタジアムへ持ち込むのがおすすめです。
選手情報
退団した日本人選手
- 田中幸大 → プルシスソロ(インドネシア)
- 深代陸 → ゲイランインターナショナルFC(シンガポール)
昨年からの継続選手
杉田将宏(すぎたまさひろ)選手
ポジション: MF
生年月日: 1999年11月24日 (25歳)
経歴: アルビレックス新潟シンガポール → バレスティアカルサFC(同クラブ3シーズン目)

試合の観戦方法
試合のスケジュールは別記事にてまとめています。

シンガポールプレミアリーグの観戦チケットは各チームに販売の仕方が委ねられています。バレスティア・カルサFCの試合を現地で観戦される方はチームから発表されているチケット情報をご確認ください。基本的にはスタジアムで当日券販売のみになります。当日券は試合開始の2時間前から販売されます。またシンガポールプレミアリーグはオンラインでも視聴できます。基本的に全ての試合は、当日シンガポールサッカー協会のYoutubeチャンネルにてLIVE配信されています。
シンガポール古豪復活の運命を託された若き日本人、頑張る彼らの異国の地での活躍を見に、ぜひスタジアムに足を運んでみてください!