シンガポールの国の大きさは東京都23区より少し大きく、琵琶湖と同じくらいの大きさで、非常に小さい国家で、現地の人の日常会話やメディアでシンガポールの愛称として、「リトル・レッド・ドット」と呼ばれたりしております。
そんな小さな国にも、規模は小さいですが、サッカースタジアムがいくつか存在します。
現在シンガポールプレミアリーグで使用されているスタジアムは4つ、それに代表戦が行われるナショナルスタジアムの合計5つが現在シンガポールサッカーで、主に使用されているスタジアムです。どのスタジアムもシンガポール中心部から1時間足らずでアクセスが可能です。
この記事では、そんなシンガポールのサッカースタジアムを紹介していきます。
シンガポールのサッカーについて、シンガポールプレミアリーグの概要についてはこちらの記事で紹介しておりますので、ご興味ある方はこちらもぜひご覧ください。
ジュロンイーストスタジアム | JURONG EAST STADIUM
スタジアムは人工芝で、陸上トラックなどもありません。基本的にメインスタンドのみ開放されています。アルビレックス新潟シンガポールなど、人気チーム同士の試合ではバックスタンドからも観戦が可能になります。
収容人数:2700人
ホームチーム:Albirex Niigata FC (S)、Tanjong Pagar United FC
飲食販売:アルビレックス新潟シンガポールがホーム開催の場合は、スタジアム入り口、およびスタジアム内で飲食販売があります。KIRINがスポンサーのため、スタジアム内でビールの販売もあります。また、スタジアム敷地内の2Fにピザハットやケンタッキーもあるため、そこで買って持ち込むなども可能です。Tanjong Pagar United FCの場合は飲食販売がありませんので、敷地内2Fのテイクアウトを利用するか、スタジアムの敷地を出て、すぐむかいにホーカーセンターがあるので、試合前後にそこで食事を済ませるのがおすすめです。
アクセス:
MRT駅 Chinese Garden(グリーンライン)から徒歩10~15分
*Grabだと「Jurong East Swimming Complex」が出てきますが、そこです!
ジャランベサールスタジアム | JALAN BESAR STADIUM
シンガポールナショナルスタジアムができるまで、このスタジアムがシンガポールサッカーの聖地として使用されてきました。過去シンガポールで開催されたサッカーアジアカップ決勝や、サッカーW杯予選などで使用されてきた、人工芝のサッカー専用スタジアムです。2006年ドイツワールドカップ予選ではジーコジャパンがここでシンガポール代表と戦い、藤田俊哉選手のゴールで辛くも勝利したのが、このスタジアムでした。
現在でもACLやAFCカップなどサッカーの国際試合の会場となっております。
スタジアムはメインスタンドが2階建て、バックスタンドがあります。
収容人数:10,000人
ホームチーム:Hougang United FC、Young Lions、Brunei DPMM FC
飲食販売:最低限の飲食販売があります。ライオンシティセイラーズの試合ではビール販売もありますが、いずれも数が少なく、長蛇の列に悩まされることが多いです。特に食事については、スタジアムのまわりにホーカーセンターが多くありますので、そこで済ませるか、テイクアウトでスタジアム持ち込みをおすすめします。飲み物を持ち込む場合は紙コップに移し替えて持ち込む必要があります。
アクセス:
MRT駅 Lavender(グリーンライン)、もしくはBendemeer(ブルーライン)から徒歩10分
タンピネスハブ | OUR TAMPINES HUB
タンピネスハブスタジアムは、なんと「OUR TAMPINES HUB」という複合施設のなかにサッカースタジアムがあります。ショッピングセンター、図書館や行政施設、医療機関、ボウリング場や映画館などのレクリエーション施設などが併設されており、ショッピングモールにぶらりと立ち寄った人が気軽にサッカー観戦ができたり、公共施設利用者が窓からサッカーを見れたりと、世界的にみてもユニークなサッカースタジアムとなっています。スタジアムはサッカー専用の2階建てのメインスタンドのみで、人工芝のグランドです。
収容人数:5,000人
ホームチーム:Tampines Rovers FC、Geylang International FC
*2024-2025シーズンはメンテナンスのためホームスタジアム変更
飲食販売:スタジアム内には飲食販売がありません。その代わりスタジアム自体が複合施設の中にありますので、シッピングモールやホーカーセンターでテイクアウトして持ち込むことになります。飲み物を持ち込む場合は紙コップに移し替えて持ち込む必要があります。
アクセス:
MRT駅 Tampines(グリーンライン/ブルーライン)から徒歩5分
ビシャンスタジアム | BISHAN STADIUM
シンガポールサッカーで使用されている唯一の天然芝のスタジアムです。陸上トラックがあり、メインスタンドのみですが、メインスタンドの傾斜が高く、サッカーを観戦するのは非常に見やすいスタジアムです。
収容人数:6,254人
ホームチーム:Lion City Sailors FC、Balestier Khalsa FC
飲食販売:スタジアム内での飲食販売はありませんが、入り口近くで軽食やソフトドリンクの販売や、試合によってはケータリングカーでピザの販売がありますが種類がだいぶ限られています。お酒の販売もなく、近くにホーカーセンターもないため、最寄り駅のBishanのホーカーセンターなどで、カップに移し替えて、食事とともに持ち込むことをおすすめします。
アクセス:
MRT駅 Bishan(オレンジライン/レッドライン)から徒歩10分
ナショナルスタジアム | NATIONAL STADIUM
シンガポール在住の方はシンガポールナショナルスタジアムと聞くと、音楽コンサートで訪れる機会のほうが多いのではないでしょうか。現在はサッカーシンガポール代表の試合や、プレシーズンに招待されたヨーロッパリーグのチームが試合するようになっており、シンガポールプレミアリーグのサッカーの試合は開催されておりませんが、れっきとしたシンガポール最大のサッカー専用スタジアムです。2014年に完成し、スタジアムのこけら落としの試合では、サッカー日本代表VSブラジル代表の試合が行われ、アギーレジャパンのメンバーやブラジル代表ネイマールがプレーしました。
収容人数:52,897人
ホームチーム:シンガポール代表
飲食販売:スタジアムの飲食販売は他のスタジアムと比べて充実しています。セキュリティも圧倒的にきちんとされています。近くにKallang Wave Mallというショッピングモールがあるので、そこで飲食を済ませるのもありです。またそこにYunomori Onsen&Spaという入浴施設があるので、試合観戦前にひと風呂浴びて、一杯やってから、なんて楽しみ方もできます。
アクセス:
MRT駅 Kallang(グリーンライン)から徒歩15分、Stadium(オレンジライン)から目の前