
皆様お待ちかねのシンガポールプレミアリーグ2025/26シーズンは、開幕まで残り1ヶ月を切りました。 今シーズンは8クラブによるリーグ戦です。 当メディア「Red Dot Boys Football」では、全クラブを解説していきます! 最初に、今季日本人選手の在籍数が最も多いアルビレックス新潟シンガポールをご紹介します!
クラブの概要と歴史
アルビレックス新潟シンガポールは、2004年からシンガポールリーグに参戦しています。 きっかけは、当時のシンガポールサッカー協会(FAS)が日本サッカー協会に対し、Jリーグクラブからシンガポールリーグへのチーム参加を打診した際、アルビレックス新潟がサテライトチームとして手を挙げたことでした。
その後、日本のアルビレックス新潟がJ1へ昇格したのを機に、日本とシンガポールのチーム経営は切り離され、現在はアルビレックス新潟シンガポールとして独立しています。 2008年より、現在は会長である是永大輔氏がアルビレックス新潟シンガポールの社長を務め、、就任当時赤字に苦しんでいたチームを、カジノ事業などの多角化経営によって黒字に転換させました。その後、2011年に初タイトルを獲得すると、2016年、2017年には2年連続でシーズンの全タイトルを獲得するなど、圧倒的な強さを誇りました。 そうした功績も認められ、是永氏は2019年から2020年にかけては、Jリーグのアルビレックス新潟の社長も務めました。
2022年から2023年にかけては、元日本代表の李忠成選手が所属し、2年連続のリーグ優勝を果たし、クラブは通算6度のリーグ優勝を記録しました。 2024年シーズンは、従来の日本人選手中心のチームから、シンガポール人選手主体のチームへと変革を図る新たな挑戦の年となりましたが、結果は6位に終わりました。
今シーズンはリーグのレギュレーションが変更され、フィールド上で7人まで外国人選手がプレー可能となったことにより、リーグ最多となる9人の日本人選手が所属しています。
- アルビレックス新潟シンガポール 是永大輔会長
- 李忠成 シンガポールプレミアリーグ 2023 全ゴール集
ホームスタジアム
- 名称: Jurong East Stadium
- 収容人数: 2,700人
- アクセス: Chinese Garden MRT駅から徒歩14分
スタジアムはサッカー専用で、ピッチは人工芝です。 陸上トラックなどがないため、臨場感たっぷりに試合を観戦できます。 基本的にメインスタンドのみの開放ですが、アルビレックス新潟シンガポールの週末の試合ではバックスタンドも解放され、さらに間近で観戦することが可能です。
このスタジアムはタンジョンパガーユナイテッドと共有しており、両クラブがホームゲームを行うだけでなく、練習もここで行っています。
スタジアム情報
- 練習見学: アルビレックス新潟シンガポールの公開練習日程は、こちらで確認できます。
- 飲食: ホームゲーム開催時には、スタジアム入口で飲食の販売があります。 クラブスポンサーであるKIRINのビールも販売されています。 また、スタジアム敷地内の2階にはピザハットやケンタッキーがあり、購入して持ち込むことも可能です。
- 周辺施設: 駅からスタジアムまでは徒歩14分と少し距離がありますが、スタジアムを出て道路を渡ると大きなホーカーセンターがあり、食事に便利です。
選手情報
退団した日本人選手
- 三國スティビアエブス選手 → カセサートFC(タイ2部)
- 星野秀平選手 → ゲイランインターナショナルFC(シンガポール)
- 大竹洋平選手 → 未発表
- 川池功起選手 → 未発表
- タルハニ存哉選手(レンタル期間満了)→ 未発表
- 前田大樹選手 → 未発表
- 高萩洋次郎 → 引退
*2025年7月31日現在
今季加入した日本人選手
横畑 匠海(よこはた たくみ)選手
- ポジション: MF
- 生年月日: 2002年8月15日(22歳)
- 経歴: 柏田サッカークラブ(大阪府)→ 興国高校 → 九州産業大学
- 注目ポイント: 九州産業大学から加入し、今季はアルビレックス新潟シンガポールで10番を背負います。
飯田 晃明(いいだ こうめい)選手
- ポジション: MF
- 生年月日: 2003年3月17日(22歳)
- 経歴: 坂井フェニックスJrユース → 丸岡高校 → 駒澤大学
- 注目ポイント: U21日本代表経験を持つ選手で、主力としての活躍が期待されます。
西村 蓮音(にしむら れおん)選手
- ポジション: MF
- 生年月日: 2005年6月15日(20歳)
- 経歴: V・ファーレン長崎U15 → V・ファーレン長崎U18 → V・ファーレン長崎
- 注目ポイント: V・ファーレン長崎生え抜きの選手がシンガポールに挑戦します。 Jリーグ経験者が、シンガポールでインパクトを残せるか注目です。
石橋 克之(いしばし かつゆき)選手
- ポジション: FW
- 生年月日: 2002年1月10日(23歳)
- 経歴: Vervento京都FC → 立正大学淞南高等学校 → びわこ成蹊スポーツ大学 → FC大阪
- 注目ポイント: FC大阪から期限付き移籍で加入しました。 韓国でのプレー経験もあるフォワードです。
古賀 貴大(こが たかひろ)選手
- ポジション: GK
- 生年月日: 1999年3月11日(26歳)
- 経歴: 鳥栖工業高校 → 九州総合スポーツカレッジ → V・ファーレン長崎 → アルビレックス新潟シンガポール → SC相模原 → FC大阪
- 注目ポイント: 2年間在籍したアルビレックス新潟シンガポールへ復帰しました。 2021年にはシンガポールプレミアリーグのベストGKに選出された経験があり、シンガポールの国民的GKハッサン・サニー選手とのポジション争いが期待されます。
小澤 希海(おざわ のぞみ)選手
- ポジション: DF
- 生年月日: 2003年2月16日(22歳)
- 経歴: FC多摩ジュニアユース → セレッソ大阪U18 → 流通経済大学
- 注目ポイント: 身長184cmの左利きセンターバックです。 今年1月に加入後、怪我で日本へ帰国していましたが、新シーズンに向けて復帰しました。 昨年の悔しい思いを新シーズンにぶつけます。
昨シーズンからの継続選手
中埜 信吾(なかの しんご)選手
- ポジション: FW
- 生年月日: 2004年12月26日(20歳)
- 経歴: スポルティング品川 → 佐野日大高校 → 世田谷ユナイテッド → El Camino College(アメリカ)→ アルビレックス新潟シンガポール
- 注目ポイント: 昨年シーズン途中に加入すると、31試合で26ゴールと大活躍しました。 サイズ、スピード、パワー、シュートテクニックを兼ね備えた万能型フォワードが、今年はどれだけ得点を伸ばせるか期待です。
吉岡 直輝(よしおか なおき)選手
注目ポイント: 今年1月にシーズン途中で加入し、中盤に安定をもたらすバランサーとして活躍しました。 今季は得点にも期待したいところです。
ポジション: MF
生年月日: 2002年4月6日(23歳)
経歴: Honda FC U15 → Honda FC U18 → 大阪体育大学 → アルビレックス新潟シンガポール
試合の観戦方法
試合のスケジュールは別記事にてまとめています。

シンガポールプレミアリーグの観戦チケットは各チームに販売の仕方が委ねられています。アルビレックス新潟シンガポールの試合を現地で観戦される方はこちらのチームから発表されているチケット情報をご確認ください。またシンガポールプレミアリーグはオンラインでも視聴できます。基本的に全ての試合は、当日シンガポールサッカー協会のYoutubeチャンネルにてLIVE配信されています。
https://www.youtube.com/@sgpremierleague
新たな日本人選手を多数迎え、王座奪還へ再び走り出したアルビレックス新潟シンガポール! 。
ぜひ、異国の地で頑張る彼らの熱い挑戦に声援を送りましょう!